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ジオラマ制作記(番外編)
第5回:田んぼ、川、海の表現、他 |
第1回:はじめに〜レール塗装1 第2回:複線高架レールの塗装
第3回:ホーム、ストラクチャーの加工 第4回:山の制作
第5回:田んぼ、川、海の表現、他 第6回:仕上げ〜完成まで!
●バラスト・パウダー散布
バラスト散布作業

最初に鉄道施設(レール・駅施設等)以外の地面を加工します。
地表部分になるベースボードには、画材用品として知られる「ジェッソ」の茶色を下地として筆塗りします。ジェッソは元来、油絵等のキャンパス材の下地処理に使われるもので、例えるなら「濃厚なポスターカラー」でしょうか。入手できない場合は、「アクリル系塗料」でも代用できます。
ジェッソで下地を処理するのは、通常のジオラマ製作同様、地面の着色という目的もありますが、発泡スチロールの表面をジェッソが保護してくれるので、発泡スチロールの下地処理にはとても便利です。これを使用することにより、その後、部材等を貼り付ける際に通常は使用できない種類の接着剤や塗料を使用しても、発泡スチロールの表面を犯される心配は激減します。 

地面の表現には、各社より発売されている通称「カラーパウダー」と言うものを使用します。
今回は、日本の代表的鉄道である「新幹線」の走る「日本の風景」を表現するという目的のもと、様々な種類がある中で、全体的に「緑」を多用しています。
カラーパウダーには土などを表現するための茶系もありますが、草地を表現する際には下地処理にジェッソの茶色を使用することにより、同時に土の表現をすることができ、便利です。パウダーの撒き方にグラデーション処理を行えば、より自然な表現も可能です。作例ではグリーン系の他にも、各色をブレンドしたパウダーを使用して、自然な色合いを表現しました。
カラーパウダーを撒くのは鉄道施設以外の部分とし、レール等の周りは避けて散布します。散布が終わったら、ボンド水溶液※1を数滴、スポイト状の容器に入れ、少しずつたらして乾燥を待ちます。界面活性剤の効果により、パウダーを伝うように浸透し、乾燥後は固着します。

その後、レールに自然な感じで繋がるよう、バラスト※2を散布、ボンド水溶液を滴下し、固着させます。バラストの色は、先に塗装した複線高架レールに近い色のバラストを選びます。作例ではW社製のバラストを数種ブレンドして使用しました。なお、レールの踏面には散布しないよう丁寧に作業してください。

※1・・・木工用ボンドを1に対して水を3混ぜ合わせ、それに中性洗剤(食器洗い洗剤など)を少々加えたもの。
※2・・・砂のようなもの。実物では線路に敷いてある砂利のこと。
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