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新幹線100系
機器冷却用の空気取入口が連結器カバー下にある。

東海道新幹線の開業以来、20年以上本格的なモデルチェンジのなかった0系は、さすがに時代の趨勢に合わなくなってしまった。そこで国鉄では日本を代表する鉄道にふさわしい車両の開発が試みられ、昭和60年に「ニュー新幹線」の愛称で華々しく100系が登場した。0系は全電動車であったが、100系は新幹線としては初めての付随車を連結した。付随車とは、モーター機器を積んでいない車両のこと。その分床下機器部などにスペースができるため、その空間を有効活用するために生まれた一つが、ダブルデッカー(2階建)車である。100系は新幹線で初めてこのダブルデッカー車を採用した。この車両には、食堂車に加えてグリーン個室も収まるという豪華な仕様であった。この豪奢さは、その端正な先頭形状と並んで、100系が今でも鉄道ファンの間で人気が高い理由の一つとなっている。

登場当時は食堂車を組み込んだX編成のみであったが、国鉄分割民営化後はバリエーションが増える。逼迫する東海道区間の需要に応えるため、食堂車の代わりにカフェテリアを設置することで座席数を増やしたG編成、航空機との競合が激しい山陽区間の看板列車として登場した「グランドひかり」ことV編成は、先頭車を電動車化し、2階建車を4両組み込んだうえ、山陽区間での速度向上も実現した。このように多様化するニーズに応じた編成が仲間に加わった。

0系と比べれば、外見上はかなり変化のあった100系ではあるが、基本性能は(若干のスピードアップなどはあったものの)0系と大差はなく、あくまでマイナーチェンジの位置付けであった。そのため、営業運転で最高時速270kmを実現した300系や700系などの新性能フルモデルチェンジ車が登場すると主役の座を奪われ、平成15年には東海道新幹線区間からは引退を余儀なくされた。
しかしながら、山陽新幹線区間では6両編成化されたK編成、4両編成化されたP編成が今も活躍している。残念ながらダブルデッカー車両は全て廃止されてしまっているが100系の雄姿が見られるのだから貴重な存在だ。ただし、最近ではグレー地にフレッシュグリーンの帯を巻く新塗装化が進行しており、ブルーの原色車を見られるのは今のうちだ。

シャープな印象の先頭形状をデジQトレインらしくデフォルメ。
白色のパンタカバーをきれいに再現。
300系以降の車高の低い低重心タイプの車両にはない重厚感だ。
先頭車にあるパンタカバーは元パンタ付車であった名残りである。
※商品詳細はデジQトレイン公式サイトをご覧下さい。
※この商品は動力(モーター)が付いていないため自走しません。 なお走行させるには、別売りの「トレインコレクション専用動力ユニット」が必要です。