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922形電気軌道総合試験車
※この車両は改造講座で制作したモデルです。商品化はされていませんので、ご注意ください。
事業用車をあらわす「黄」に東海道山陽新幹線の「青」帯。

高速運転する新幹線を安全、確実に運行するには在来線よりも高度なメンテナンスが要求される。そのためのデータを測定し、提供する目的で開発されたのが電気軌道総合試験車である。922形は6両の「電気試験車」と1両の「軌道試験車」から成り、架線、信号、通信、軌道の状態を営業列車と同じ速度で走行しながら測定することができる。

この車両が投入されたことで、高速度における線路状態を把握できるようになったのはもちろんのこと、営業列車と同じ速度で走行できるため営業ダイヤに支障をきたすことなく試験が実施できるようになった。同時に、夜間に走行させる必要がなくなり、新幹線特有の夜間の集中保線作業時間確保にも大きく貢献したのだった。

昭和49年※の登場以来、長らく活躍し続けてきたが、300系、500系、700系といった270km/h以上の高速走行が可能な列車が続々登場してきたことで新幹線の営業速度が向上、それにつれて0系と同等性能の922形はとくに速度面で見劣りするようになる。当然このままでは、試験を行おうとすると営業ダイヤに影響を及ぼす可能性が出てくる。

とくに過密ダイヤの東海道新幹線では、この問題は重要である。加えて、より正確な測定値を得るためにも、営業速度と同等のスピードを出せる車両の必要性がとなえられるのは必然であり、東海道新幹線区間では700系ベースの923形に置き換えられた。平成12年のことである。

しかし、山陽新幹線においてはダイヤに余裕があることなどから今でも922形の活躍を見ることができる。N700系が開発中であることや、車両自体がかなり老朽化していることから先行きは楽観視できないものの、元祖「黄色い新幹線」の雄姿を少しでも長く見ていたいものである。

先頭車は架線試験車をイメージ。
2両目に架線監視用ドームを設置。
3両目は軌道試験車をイメージしてみた。
※…東海道新幹線開業当初は、鴨宮実験線で使用されていた試作B編成を改造した電気検測試験車とDL911に牽引された921型軌道試験車により各種の測定が行われていた。昭和49年に新製車が登場したことで、昭和50年、これらの車両は使命を終えることになる。
※商品詳細はデジQトレイン公式サイトをご覧下さい。