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新幹線100系グランドひかり編成
2階建車両組み込みの「グランドひかり」V編成。残念ながらこの堂々たる姿はもう見ることができない。

100系の多用な編成種の中で、その頂点に立つともいえるのがこの「グランドひかり」である。デジQトレインには、2004年夏の国際鉄道模型コンベンションにおいて、「新幹線800系つばめフル編成」とともにイベント限定販売品として登場した。

「グランドひかり」の愛称が良く知られているV編成の系式名称は100系3000番代といい、俗称で100N系と呼称されることもある。航空機との競合が東海道新幹線以上に激しい山陽新幹線の切り札として、JR西日本が平成元年に投入を開始した。なお、JR西日本所属なので、以降に投入された車両も含め、全て博多総合車両所に配属されている。

この車両の特徴は何といっても16両編成中のど真ん中、7〜10号車に4両も組み込まれた2階建車両である。4両の内訳は、食堂車が1両と、階上がグリーン指定席、階下が普通指定席で構成された車両が3両となっている。X編成やG編成に設けられていたグリーン個室はなくなってしまったが、代わりに階下の普通指定席は2&2シートを採用しており、わざわざこの座席を指名する「通」な乗客もいたとか・・・。このように外観だけでなく、中身についても当時のほかの新幹線車両を圧倒していた。

2階建車両を4両にするにあたり、動力系も従前の100系から一部変更が加えられている。X編成やG編成の付随車は先頭車2両と2階建車両2両の合計4両であったが、V編成は付随車である2階建車両を2両増やしたので、代わりに先頭車が電動車となった。そのため、先頭車の連結器カバー下に主電動機冷却用ダクトが設けられている。

また、V編成は最高速度270km/hを出せる性能を備えていたが、騒音問題をクリアすることができず、山陽区間のみ、それまでの最高速度を10km/hだけ上回る230km/hでの運行となった。残念ながら100系での270km/h運転は実現されなかったものの、この経験が後の300系開発に役立てられている。

平成4年には300系が登場し、以降は徐々に主役の座を奪われていく。そして700系登場により、遂に「ひかり」の運用からは撤退、現在では、山陽新幹線専用の「こだま」へ転じている。山陽新幹線に配転の折、16両編成のままでは地域の実情に合わないため、6両編成のK編成と4両編成のP編成へと短編成化が行われた(K編成、P編成とも全電動車)。なお、組み替えに際して、不足する先頭車の一部は、中間電動車に廃車されたG編成の運転台部を移植した改造車で賄われた。

短編成化により、100系の大きな特徴であった2階建車両が需要に合わないということで全廃されてしまったのは非常に惜しかったが、座席だけは転用され2&2シートに用いられている。座席だけではあるが2階建車両の血脈はまだ途絶えていない。

短編成化車両は、グレー地にフレッシュグリーンの帯を巻く新塗装化が進められているが、スマートな100系にはなかなかお似合いである。旧塗装と新塗装、あなたはどちらが好き?

平屋車と面する車端はカットされている。空気抵抗を低減し、騒音防止に役立っている。
2階部分がグリーン席なので上部にグリーン車マークが付けられている。X編成やG編成の場合はブルー帯部分にグリーン車マークがある。
100系V編成の美麗な姿は、デジQトレインの中では永遠に存在し続ける。
※「新幹線100系グランドひかり編成」と「新幹線800系つばめフル編成」はコナミの出展する主要イベントにて販売します。売り切れとなる場合もございますので、あらかじめご了承ください。