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新幹線800系つばめフル編成
迫力の800系フル編成。

イベント限定販売品として2004年の第5回国際鉄道模型コンベンションにて初お目見えしたのが、この「新幹線800系つばめフル編成」である。800系はこれ以前に、九州キヨスク限定商品「九州新幹線800系つばめ特急電車787系リレーつばめ」、及び「トレインコレクション800系」が先に発売されている。今回の「フル編成」との違いは、先頭車両のノーズ下端に表記されている編成番号を作り分けている点(U001とU002)。小さな違いだが、ファン心理をくすぐる細かな気配りといえる。しかし、それ以上に嬉しいのは、4、5号車が追加され、実車と同じ6両編成が再現できる点だ(先に発売されていた2商品は、1、2、3、6号車の4両編成)。「フル編成」というネーミングも実車を「フル」に商品化したというところに由来しているわけだ。

4両編成でも違和感を感じさせないのがデジQトレインの良いところなのだが、800系に関しては例外。何故なら800系の側面には号車表示が車体の装飾デザインの一部として大胆に配されているからである。大きく目立つだけに4、5号車の表示も揃えられると誠に壮観である。
今回は号車表示にちなんで、新幹線の号車表示の歴史を少し手繰ってみよう。
在来線では号車札を札差に差し込む方式が長らく使われてきた。この方式は、現在のように同系列の車両で固定した編成を組むのではなく、1両単位で組み替えが可能な旧形客車が主流の時代では、頻繁に号車番号を変更せねばならなかったため最も合理的な方法であった(当然のことながら、当時はLEDなどで瞬間切替えというわけにはいかない)。それが電車時代に突入してからも継承されたわけである。

東海道新幹線開業時の号車表示もその類型から脱することはなく、0系は板状の号車札(板?)をネジで車体に固定するという高速車両らしからぬ重厚なものであった。100系からステッカー式の号車表示となり、新時代の息吹を感じたものである。その後、0系や東北・上越新幹線の200系についても合理化の一環としてステッカー式に改められている。今となってはこだま2&2シート特有のオレンジ色の号車札は懐かしい思い出である(なお、ステッカー変更後もオレンジ色は継承された)。

300系以降の東海道・山陽新幹線の車両は、スピードアップを目的とした軽量化及び車体表面の平滑化が至上命題となったことからステッカー式が採用されている。他方、JR東日本のE4系はLED式の号車表示となっている。これは、E4系が2編成を連結して16両編成で走行する際、1〜16号車までの号車表示がステッカー式だと列車の運用の自由度を阻害してしまうこと(ステッカー式にすると、9〜16号車表示の編成どうしは連結できなくなる。また9〜16-1〜8という連結もできない)、また、基本編成の8両で運行される場合、外見上全く同じなのに1〜8の号車表示の編成と9〜16の号車表示の編成が混在しているのは紛らわしいということが理由としてあげられよう。

そして800系。こちらは号車表示そのものを車体装飾の一部として取り込んでしまっており、非常に大胆なデザイン戦略だ。ユニークな車両を世に送り出してきたJR九州の看板列車だけのことはあるといえる。このようにJR化されてからの車両は各社の考え方が号車表示にまで表れていて、なかなかに面白い。

追加された4号車には乗務員室部分にエンブレムが設けられている。
パンタグラフが2号車とは反対に位置している5号車。
800系のストライプは赤と金の細帯。赤帯の上に細い金帯があるのがわかるかな?
※この商品はコナミの出展する主要イベントにて販売します。売り切れとなる場合もございますので、あらかじめご了承ください。
※「九州新幹線800系つばめ&特急電車787系リレーつばめ」は完売しております。