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デルタ線レイアウト発展編
●さらに発展させたデルタ線レイアウト

今回は、以前ご紹介した「デルタ線レイアウト」に手を加えて、より発展的なレイアウトを組んでみた。

頭端式のターミナル部分を延伸、デルタ線をもう1箇所設けることで、エンドレスを2つ繋げた形のレイアウトとなった。

電動ポイントレールの設置数が10箇所となり、コントローラー1つでは操作しきれないので、コントローラは2個用意しよう。
今回のポイントはレイアウト中央のデルタ線

熟練者であれば1人で全てを操作することも可能と思われるが、「運転者及び駅ポイント制御者」と「デルタ線ポイント制御者」といった具合に複数の人で役割分担をして楽しむのがお勧め。 (本稿では、手動ポイントレールY字R176-45°以外のポイントレールは全て電動ポイントレールを使用しているが、手動ポイントレールで代用しても差し支えない。)

さて、このレイアウト、単にポイントを増やしてみたというだけではない。良く見てみると、どこかの路線に似ている・・・、島式ホームのある路線は「関西本線」、単線区間のある路線を「紀勢本線」と見立ててみることはできないだろうか?(少し無理があるという意見もあるかもしれないが、)本稿では、このレイアウトを紀伊半島に見立てて運転プランを練ってみたい。



★第一コース「とりあえず練習から」
いろいろな運転方法が楽しめるようになった今回のレイアウトだが、いきなり複数列車の同時運転やデルタ線を活用した方向転換を多用した運転に手を出すのは少々危険なので、練習走行から始めて徐々に慣れていくことにしよう。まず、キハ58系を紀伊半島を1周していた急行「紀州」に見立てて運転してみる。

■解説


さて、ここでは今回のレイアウトのキーポイントとなっている「伊勢鉄道」について解説しておこう。
かつては名古屋から紀勢本線方面に向かう列車は亀山駅でスイッチバックを余儀なくされていた。当然、手間暇ともに余分にかかってしまい、とくに伊勢・志摩への旅客輸送では競合する近鉄線よりも非常に不利な立場に立たされていた。

その対抗策の一つとして関西本線の河原田駅から紀勢本線の津駅までを短絡する路線として国鉄伊勢線(現:伊勢鉄道)が建設された。

しかし、伊勢線開通後も併結運転の事情などにより優等列車全てが経由するわけではなく、ブルートレイン「紀伊」も亀山経由であった。国鉄末期に、日本国有鉄道経営再建促進特別措置法に基づく「特定地方交通線」に指定され鉄道存続が危ぶまれたが、最終的には第3セクターの「伊勢鉄道」として再スタートを切ることとなった。

「特定地方交通線」は、一定の基準に当てはまる路線を一部の例外を除き一律に指定したこともあって一見不可解な切り分け方をされていることも多い。この伊勢鉄道についても快速「みえ」(名古屋−伊勢市・鳥羽)や特急「南紀」(名古屋−新宮・紀伊勝浦)の乗客は伊勢鉄道を通過するためその分運賃が割高になったり、JRの企画きっぷ(青春18きっぷなど)では利用できないといった事態を生じている。ただ、個別に「地域への配慮」をしていたのでは作業量が膨大になるうえ、政治的圧力を受けやすくなるために“一律”という手法が採られた面もあることを見逃してはならない。

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