トップトレイン写真館
トレイン写真館
ソニックGOGO!

●2004年8月のトップページ写真----『ソニックGOGO!』
国鉄分割民営化以前の特急列車は画一化の代名詞のような存在で、全国どこにいっても同じ外観、同じ内装の列車でした。航空機やバス、自家用車等との競争が年々激しさを増す中で、顧客満足の視点が欠落した特急が漫然と運行されていたともいえます。
それが変わったのが国鉄分割民営化でした。
分割民営化により、JR各社が自社の運行地域のニーズを分析し、それぞれの地域に適合したサービスの開発が進められました。サービスの中には当然のことながら車両も含まれています。分析から生まれた新発想に基づき、全国各地に従来では考えられない多種多様の特急列車が生まれました。「鉄道斜陽論」の時代から、「鉄道復権」が広く認識される時代へと変わったのでした。中でも劇的な変化が見られたのがJR九州です。

JR九州、JR北海道、JR四国の三島会社は、JR発足時から経営安定基金なるものが設立され、収益補助が行われています。これは、三島会社が本州3社と比較して厳しい環境下にあるからです。首都圏のような大規模通勤輸送需要があるわけでもなく、東海道新幹線のような大動脈を抱えているわけでもありません。そういった中で運輸部門の核として期待されていた特急料金による収益についても、中長距離移動需要に対する航空機やバスによる攻勢により、かなりの侵食を受けるのではないかと懸念されていました。

そこで、三島会社のうちJR九州が採った策は、外部からデザイナーを呼び、列車をトータルプロデュースすることでした。これにより、今までの常識にとらわれない斬新かつ画期的な車両を誕生させることに成功したのです。
こうして世に出た最初の特急列車787系(登場時は「つばめ」に投入されましたが、現在では「リレーつばめ」、「有明」、「かいおう」などに使用されています)を始めとした新特急列車群はJR九州の看板列車として活躍しています。なかでも博多−大分間を結ぶ883系ソニックは、「耳」が付いた「革張り」の座席などの内装、近未来を想起させるような外装など、度肝を抜くデザインが話題となりました。後輩である885系ソニックが登場した現在でも、「乗りたくなる」衝動に駆られる列車として挙げられるほどです。

今回は、JR九州の進取に富んだ姿勢を表す一つの「象徴」ともいえる883系ソニックが行き交う様子をイメージしてみました。


毎月トップページのイメージが変わります!トップページを見ただけで、何の写真かわかったら凄い!